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2016年4月14日に九州熊本地方で発生した地震の被害により亡くなられた方に、謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興をお祈りいたします。

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日仏芸術祭2011ポスター

日仏芸術祭2011開催報告書


2011年11月 日仏芸術祭2011

→当日の模様(写真ギャラリー)

■大震災・支援・日仏交流の輪
 横浜赤レンガ倉庫は、明治末期から大正初期に国の模範倉庫として建設されたレンガ造りの歴史的建造物です。1989年に物流倉庫としての利用は廃止されましたが、横浜市では貴重な歴史的資産として保存し、「港の賑わいと文化を創造する空間」をコンセプトとして、横浜らしい文化を創出し、市民が憩い・賑わう空間として2002年4月に新たに施設オープンしました。観光地として多くの人々が訪れる横浜で、みなとみらい21中央地区と中華街・山下地区を結ぶちょうど中間点に位置しており、休日にはたくさんの人々が訪れています。
 2011年は、赤レンガ倉庫の創建100周年です。その記念すべき年に、フランスとも馴染みの深い横浜で、本展を開催することができました。2棟ある建物のうち、主に文化施設として利用されている1号倉庫の2階フロア全面を使用した会場内は、絵画・書道・生け花・人形・ジュエリーなどの日本芸術家たちの作品100点、フランス人芸術家の作品100点と、100周年に相応しい素晴らしい作品で彩られました。一般来場者と作者が直接コミュニケーションをはかりながら作品鑑賞ができ、アートを通じて、「文化交流」の大切さを実感することができました。
 また本展は、2011年9月にパリ・マドレーヌ寺院で開催した「パリ日本芸術祭2011 東日本大震災チャリティーワインラベル展」の帰国展でもあります。フランスの由緒あるシャンベルタンワインのラベルに、日本人の芸術作品がデザインされた日仏融合のワインボトルが中央2箇所に並べられ、ラベルの素材となった実物作品も展示されました。また、本展では詩歌作品が書かれたビードログラスも添えられ、日仏交流の雰囲気をより一層引き立てました。連日賑わいをみせたワインの試飲ブースでは、来場者同士も気軽に会話を弾ませる場面もあり、会期3日間で3000人を超す来場者で活気溢れる展覧会となりました。

■オープニングセレモニー 
 11月11日、日仏芸術祭2011の関係者、来場者約100人が集まりオープニングセレモニーが開かれました。フランス人画家アラン・ミコー氏、マークエステル氏をはじめ、横浜赤レンガ倉庫副館長菊地健一様、リヨン・横浜交流会砂川裕美様からのご挨拶、日仏楽友協会マルグリット・フランス様とローラン・リグレ様によるヴァイオリン演奏、書家・丹羽名甫様による書道パフォーマンスが行われました。多才な芸術家たちのパフォーマンスは、喜びの共有、さらには新たな芸術の誕生に繋がる貴重な時間となりました。


小林義隆【国民みらい出版代表】
 本日は弊社主催のイベント、「日仏芸術祭2011」にお越しいただき誠にありがとうございます。ご来場の皆様におきましては、ご多忙中にもかかわらず多数のご列席を賜り、厚く御礼申し上げます。また、本展開催にあたりご協力、ご尽力頂きました日仏のご出展者・ご来賓関係者皆様には心より感謝申し上げます。
 本展は、去る9月13日より18日まで、フランス・パリのマドレーヌ寺院で「パリ日本芸術祭2011」と題したワインラベル展がきっかけとなっており、日本の芸術作品をワインラベルにして展示致しました。これは、日本とフランスの国際交流を通じて、先に起きた東日本大震災における被災者への復興支援チャリティーを兼ねて開催され、展示販売したアートラベルワインの売上が義援金として寄付されました。これには、イベントの趣旨に賛同して下さる大変多くの方々に来場して頂き、好評のうちに無事終了いたしました。そのフランスでのイベントの成功を受けて、今度は日本で日仏交流展を開催することが決定し、本日、「日仏芸術祭2011」の開催の運びとなった次第です。
 本日は弊社が主催する国内での第1回目のイベントとなります。本日が国民みらい出版の出発の第一歩と言える記念すべき日となりました。今後も社員一同ひとり一人が一丸となって、皆様に必要とされる出版物、皆様に必要とされるイベントを第一に考えて続けて参ります。今後弊社が当面するさまざまの苦難を乗り越え、一人前に成長できるよう、これまでにも増して、ご厚情とご指導のほどを、この機会にあらためてお願い申し上げます。
 本展で使用されましたジュヴレイ・シャンベルタンのワインもご用意しておりますので、ご試飲頂き、どうかごゆるりとおくつろぎ頂きますようお願い申し上げます。

菊地健一様【横浜赤レンガ倉庫副館長】
 本日は横浜赤レンガ倉庫へのご来館ありがとうございます。加えて主催の国民みらい出版様におかれましては、雨天にもかかわらず多数のご来場者に恵まれたオープニングセレモニーとなり、誠におめでとうございます。
 ご承知の方も多いかと存じますが、当館は、今年2011年が創建100周年の記念の年でございます。このような記念年に日仏芸術交流の素晴しいイベントを開いて頂けたことを非常に嬉しく思います。
 この100年という年を考えますと、まず思い浮かぶのは関東大震災という大変大きな地震がございました。当館は、隣に建つ2号館の約半分の大きさであることは、ご存知の方もおるかと思いますが、実は、創建当時は同じ大きさだったのです。当時、震災の被害で崩れ落ち、半分の大きさにまでなってしまったのですが、それでも近隣に建つレンガ造りの建物のほとんどが全壊した中で強く生き残った建物でもございます。
 その後、第二次世界大戦や様々な苦難を経てなお、横浜の市民の象徴として愛され生き延びてきた訳ですが、最新の公安設備ができました関係で、約30年前に物流倉庫としての役目に幕を閉じ、新たに市民の厚い応援を受けて当館が文化・商業施設として生まれ変わったのでございます。
 このように考えてみますと、皆様の熱い思いというものが、長く続く文化というものを創り出して行くのだと感じます。今回のような日仏における芸術を通じての繋がりや熱い思いの共有が新たな文化を創造し、より強い絆が生まれるのではないかと思います。是非この機会を活かして頂いて今後の活動に繋げていただければと思います。

砂川裕美様【リヨン・横浜交流会事務局長】
 この度は、日仏芸術祭2011の開催おめでとうございます。私は、NPO法人リヨン・横浜交流会の砂川裕美と申します。リヨンと横浜は1959年に姉妹都市となりましたが、この縁はシルクがつないだ縁です。産業革命が起こりまして絹織物の生産が大量に可能になったためにヨーロッパでは生糸が足りなくなりました。そこで東へと生糸を求めやってきたのが横浜になります。以後50年以上の月日が経ちましたが、今ではリヨンの主な産業もシルクでは無くなってしまいましたし、横浜から生糸が出ることもなくなってしまいました。そこで私達は姉妹都市というつながりを今後どのようにしてゆけるかということを考え、リヨン・横浜交流会を発足させました。
 私たちの活動と致しましては、横浜の史跡を廻り横浜の歴史を知る、そしてリヨンについて皆様に知って頂くというイベントや、皆様に一番身近な食をテーマにフランスの料理・ワインなどの教室を開催しております。また大きなイベントとしては、リヨンのサン・ジャン教会に所属しているリヨン少年合唱団と横浜の氷川丸で練習を日々重ねております横浜少年少女合唱団との交流演奏会を神奈川県民ホールにて開催いたしました。そして12月20日からジャポニスムと題したイベントを開催し、モネ、マネ、ドガ、ゴッホなど、世界的に人気の高い印象派画家と浮世絵を比較しながら、日本とフランスのつながりを再発見する催しを予定しております。
 このように日本とフランスは昔から産業や文化、芸術を通して深い繋がりを持って来たことがわかりますが、今回の日仏芸術祭のように、こうした有意義な文化交流を中心とした大きなムーブメントが起ってゆけばと思っております。

アラン・ミコー様【フランス人出展者】
 今年は日本で大変不幸な事が起こりまして、日本に住んでいないフランス人たちも大変その事に心を痛めておりまして、世界中の人々が無関心でいられない大きな出来事であったと思います。
 私だけでなく他のアーティストもそうだと思いますが、アーティストとして、このたびのような強烈に不幸な出来事から受けた印象を、忘れてはいけない事実として、アートの表現を通じて、そのショックと悲しみをかたちに残したいと思います。
 このような不幸なことが起きたからと言っても、これからも日本とフランスの関わりがアートを通じてより深まることを願います。

マークエステル様【フランス人出展者】
 今回フランスと日本のこのような美しい芸術祭に参加できたことを嬉しく思います。私は日本に来て30年以上になりますが、日本の歴史に深く感銘を受け、古事記を元に創作した『神話』シリーズの作品を日本各地の神社へ奉納する活動をしております。
 先日の大震災が本展のきっかけともなっておりますが、古くからフランスと日本は非常に多方面でのつながりがあり、特に芸術・文化においては非常に深い関係を築いてきました。単なる親日国でなく、このように大変な時でもお互い協力し、アートを通じて素晴しい文化交流を図り、密接な関係をこれからも作ってゆきたいと思います。

マルグリット・フランス様【日仏楽友協会会長】
 まもなく40年くらい日本にお邪魔している日仏楽友協会会長のマルグリット・フランスです。当協会はフランスと日本との間の芸術の架け橋というキャッチフレーズで、それを音楽というメッセージを通して伝えて行きたいと思っております。先日の大震災のときも私は東京にいましたが、何か出来ることはないかと思っていた矢先のこと、フランス大使館で毎年開催されている有名なパリ祭が今年は7月14日にあったのですが、実は大使から、今年のパリ祭は福島県の郡山でやりたいのですが来て頂けますか?と依頼され、「もちろんやりたい!」と言って行って参りました。楽友協会として、何よりもショックや悲しみに見舞われている被災地の皆様のいらっしゃる場で演奏できるのが嬉しかったんです。本展においても日仏の芸術交流ということで、わたくしたちの演奏で華を添えたいと思います。

丹羽名甫様【日本人出展者】
 このたびは、日仏芸術祭2011開催おめでとうございます。僭越ながら、日本とフランスの文化の交流、そして東北の方々への心の繋がりという意味を込めて“絆”という字を書かせて頂きたいと思います。

■来場者の声
「フランスの作家先生の神性創作にとても感動致しました。お会いできてとても幸せです」
「アーティストの方をもっと知りたいと思いました」
「ワインラベルに美しい絵がマッチしていました」
「ゆったりと観ることができて良かったです」
「今まで多くの展示会を見ましたが、素晴らしいと思う」
「ワインと絵画のコラボレーションはとても素晴らしいと思います」
「とても見やすかった」

■最後に
 本展の成功を収めることができたのは、ひとえにご参加頂きました日本人作家の皆様方、フランス人作家の皆様方のお陰であることは申し上げるまでもございません。心より感謝申し申し上げます。また、今年3月に起きた東日本大震災において、「パリ日本芸術祭2011」をはじめとして、日本、そして世界の支援の輪に、心より感謝申し申し上げます。今後とも皆様方のさらなるお力添えを賜りますようお願い致しますと共に、皆様のご発展を心よりお祈り申し上げます。(日仏芸術祭2011実行委員会)